レンタルお姉さん・お兄さん事例報告会

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こんにちは。福祉部です。

今回は9月8日に参加させていただいた「レンタルお姉さん・お兄さん事例報告会」について紹介していきたいと思います。

NPO法人ニュースタート事務局ではひきこもりの方へ訪問支援として「レンタルお姉さん・お兄さん」という活動をされています。

私は今ニュースタートで「レンタルお姉さん」の活動をしたいと考えており、そのために少しずつ動き始めています。

「レンタルお姉さん・お兄さん事例報告会」への参加もその一つです。「レンタルお姉さん」としての活動を始める前に、事例報告会などに参加して当事者の方や支援者の方のアプローチについて理解を深めます。

およそ二時間半にも及ぶ報告会はとても勉強になりました。詳しい内容をお伝えすることはプライバシーの問題上できませんが、概要と私が感じたことをお伝えしていきたいと思います。

当日は私のような見学の方を含め、およそ10人程の方が集まりました。この事例報告会は毎月一回行われています。会では「レンタルお姉さん・お兄さん」として活動されている方がひとりずつ自分の担当している方の現在の状況やひと月でどのような変化・進展があったのかを報告します。今回は合計約15人の事例についての報告がありました。

この事例報告会に参加してみて強く印象に残っているのは、当事者の方の性格やひきこもるようになったきっかけ、就業歴や家庭環境などが一人一人大きく異なっていたことです。

あたりまえだと感じる方も多いかと思いますが、私にとってこの点を実感できたことは大きな意味を持ちました。

どんな事象でも同様のことは起こりますが、ひきこもりという現象、また当事者について想像したときに「ひきこもりの人には○○な人が多い」「○○な家庭ではひきこもりになりやすい」「引きこもりの人には○○や△△という特徴がある」などのように、ラベル付によるカテゴライズとステレオタイプイメージの先行が頭を侵食してしまいがちです。

また、大学の授業の中で書籍や論文などで「ひきこもり」について調べていても、つい調査と統計の結果から導き出されるひきこもりの方の傾向やタイプを鵜呑みにしてしまうことがありました。

今回、この「レンタルお姉さん・お兄さん事例報告会」に参加させていただいたことで、当事者の方一人一人の生活と、これまで歩んでこられた人生、そしてリアルな感情の変化を感じることができました。ひとりの、生身の、今を生きている人間としての人生がそこにはありました。

今後は何度かまた事例報告会や当事者の方々との交流会などに参加し、ゆくゆくは「レンタル姉さん・お兄さん」の方に同行して当事者の方を訪問できたらと考えています。進展があればこちらで報告します。

では、また

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