珈琲女子プロジェクトがついに始動します!
記念すべき初回に訪れたお店は…
練馬区の石神井公園にある自家焙煎コーヒー店フェルド。
フェルドさんのHPはこちら↓↓↓
https://pferd-kaffee.jp/
聞き上手な店主の松下さん
入口の青色の扉を開ける。ふわり。コーヒーのいい香りが充満している。
そうそう、喫茶店に求めるのはおいしいコーヒーと落ち着ける空間なのだ。
フェルドさんの魅力の1つは、「アットホームさ」。
マスターと距離感近いこと。その秘密は座席づくりかもしれない、とふと思った。
「知らない人と相席になっても仲良くなれそう」
電車の座席に座っていても、牛丼屋のカウンター席に座っていても、「隣の人と仲良くなれるかも」なんて思わない時代にこんなことを思うくらいアットホーム。
その秘密はなんだろう。
秘密は「目的に合わせて楽しめる3ゾーン」にある。
詳しくはフェルドさんのHPで確認してほしいのだけど、きっと居酒屋みたいに店主に愚痴を聞いてもらうお客さんが多いのも、フェルド1階カウンター席の魔力なのだろう。
実際には、脱サラ店主の松下さんが聞き上手なんだけども。おっとりしているマスターさんには自分の話を聞いてほしくなってしまうような魅力がある。
フェルドのコーヒー
突然ですが、コーヒー豆は最初、何色だと思いますか?
黒い?茶色?
実は、緑ベージュみたいな色なのです。「The 豆!」って感じの。
自分以外に知らない人も多いと思うから、ちょっとしたクイズにしてみました。
大豆みたいなにおいがするんですよ。
フェルドさんは、お店で自家焙煎をしています!
お値段は値段は500~600円ほど。
普通のカフェで飲むコーヒーと同じくらいの値段で本格的な味が楽しめる。お菓子との相性最高。
ブラックコーヒーが得意な方にはそのままコーヒーの深~い苦みとコクを味わってほしい。しかし、ブラック苦手な人でも、あまり苦くないコーヒーがあるのでぜひ挑戦して!
例えば、コーヒーに砂糖代わりにはちみつを入れたメニューがある。
砂糖を入れるよりカロリーを抑えることができたり、のどのイガイガにも効果があったり…はちみつの良い部分が存分に生かされた最高のマリアージュ。ぜひお試しあれ!
個人的には、ラテアートやコーヒー好きさんのためのコーヒーの淹れ方イベントとかもできたらもっと楽しそうだな~。
注文したあとの待ち時間にコーヒーができる過程を見れることもコーヒー好きにはたまらない。それから、コーヒー好きな人はコーヒーの勉強ができるところもワクワクポイントだ。
フェルドコーヒー開業までの道のりに迫る
今では聞き上手店主の松下さん。実は、うつ病の経験があるそう。その経験が現状を考え直すきっかけになり、人生のターニングポイントとなる。
松下さんはもともとは今のようにコーヒーが大好きだったわけではなく、むしろ嫌いだったそう。
えー!?本当に!?
じゃあ、なんで自家焙煎コーヒー店を始めるようになったのか?
きっかけは松下さんが30歳の頃、知人に連れて行ってもらった店のコーヒーに感動したこと。
そこから、コーヒー探求に熱中するように。カフェ巡りもした。
会社に行きながら、南千住のカフェバッハでコーヒー焙煎法を習う両立生活を実践!
しかし、その矢先、病気に…。
「会社かコーヒーかどちらかにして」と松下さんの奥さんに心配された。そこで松下さんはコーヒー店開業を決意したそうな。
カフェの本を読んだり、開業セミナーに参加したり、カフェバッハのマスターの下で修行したり…夢の実現のために目まぐるしくも楽しい生活を経て、ついに2019年に29年勤めた鉄道会社を早期退職。
念願の自家焙煎コーヒー店「フェルド」をオープン!!
鉄道会社で経理を担当していた経験がカフェの経営に役立った。
そんなお話を聞いているうちに、もはや運命のようなものを感じてしまう。
松下さんに聞いてみた。
「カフェ開業に向いている人はそんな人ですか?」
「人を幸せにしたいという人かな。あとは、わくわくする気持ちと熱量!」
ちなみに、20代でやっておいてよかったことはドイツに仕事に行ったこと。
やればよかったことはもっと遊んでおくこと、らしい。
素敵なお話をたくさんしてくれる松下さんの表情は穏やかで、安心感というか温かさがじんわり胸中に広がっていく。
フェルドさんはコーヒー豆、ブレンドのパックを売っている。コーヒー好きのお友達や家族へのプレゼント選びの選択肢としてどうだろう?
環境にも配慮していて、マイボトル持参で10円引きだそう。お店のカップとソーサーで楽しむのもいいけど、たまにはマイボトルを持参しておトクに自慢のコーヒーをいただくのもいいかも。
松下さん、素敵なお話をありがとうございました!
とにかく、とっても楽しかったです。
みなさんもぜひ行ってみてください。私もまた行きます!